中性子産業利用推進協議会有機・高分子材料研究会
/NanoTerasu・中性子連携利用フォーラム開催のご案内
主催:中性子産業利用推進協議会(IUSNA)
総合科学研究機構(CROSS)
光科学イノベーションセンター(PhoSIC)
共催:東北大学国際放射光イノベーション・スマート研究センター(SRIS)
協賛:J-PARC MLF 利用者懇談会
後援:宮城県、茨城県
開催趣旨:
中性子産業利用推進協議会の各研究会では、今後15 年を目指して将来ビジョンを作成しました。有機・高分子材料研究会では「水素原子を検出可能な中性子計測により、高い国際競争力を持つ有機・高分子材料を開発。持続可能な世界を実現」というビジョンを掲げ、今後5年のマイルストーンを、「中性子と放射光X線(特に軟X線とテンダーX線)を相補的に利用した研究を推進する。計算科学や機械学習等との融合による計測技術の高度化及び材料開発を促進させる」としました。
今年度の研究会では、中性子と放射光X線の相補利用に加えて、マテリアルズ・インフォマティクスに関する発表を企画しました。産官学の連携による有機・高分子材料開発のさらなる発展と裾野の拡大に向けた一助になることを期待します。
記
1. 日時: 2025 年1 月20 日(月)10:30~17:00
2. 開催場所: 東北大学青葉山新キャンパスSRIS棟1F
(現地及びZoomによるハイブリッド開催)
3. プログラム:
10:30~12:00 NanoTerasu見学
13:00~13:10 開催趣旨説明「有機・高分子材料研究会」主査大野正司(日産化学)
13:10~13:25 放射光と中性子の特徴について 三田一樹(CROSS)
NanoTerasu紹介 河村純一(PhoSIC)
J-PARC紹介 小室又洋(CROSS)
13:25~13:55 講演①(30分) 伊藤恵利(メニコン/東北大学)
「サイエンスが照らしエンジニアリングが拓く物作り」
製品における「可視化」と「理解」の重要性をコンタクトレンズ設計から検証します。
13:55~14:35 講演②(40分) 岡部朋永、川越吉晃 (東北大学)
「非芳香族エポキシ樹脂に関する計算/計測融合研究」
非芳香族エポキシ樹脂に対して、量子化学計算、分子動力学法、力学試験、放射光を用いて多角的な評価と特性解明を実施した.
14:35~15:05 講演③(30分) 山口秀幸(味の素)
「食品素材の高次構造解析 ~中性子・放射光・NMR~」
米飯の澱粉分子の高次構造に着眼し、炊飯とその後の経時変化(老化)を議論する。
15:05~15:30 (休憩)
15:30~16:00 講演④(30分) 大沼正人(北海道大学)
「食品研究の重要な要素=水。相性が良いのはどちら?」
食品研究における中性子とX線の利用例と、両者の連携の必要性
16:00~16:30 講演⑤(30分) 日高將文 (東北大学)
「農・食分野での放射光利用で見えてきた量子ビーム連携への期待」
食・農領域でのNanoTerasu活用の具体例と、今後の中性子ビームなどとの連携の期待
16:30~16:50 総合討論(20分)
16:50~17:00 来年度の合同実験のお知らせ大野正司(日産化学)
終了次第、意見交換会
4.参加費:無し
5.申込方法:
以下の申込フォームからお申し込みください(お申込み期限1月13日(月)17時)。
(https://forms.gle/Fy3axBEy7YeHjGma8)
※ご入力いただいたメールアドレスにお申込み確認のメールが自動的に送信されます。
返信が確認できない場合、あるいは、上記申込フォームが利用できない場合には、ご所属、お名前、E-mail アドレスを本文に記 して、中性子産業利用推進協議会までE-mail(info@j-neutron.com)にてお申込みください。
※ZOOM の接続URL は締切日以降に申込の方にご連絡します。
次回開催の参考とするため、本研究会終了後にアンケートをお願いしています。ご協力をお願いいたします。
<問合せ先>
中性子産業利用推進協議会(IUSNA)
TEL:029-352-3934
E-mail: info@j-neutron.com
総合科学研究機構(CROSS)
E-mail: sangaku-event@cross.or.jp
光科学イノベーションセンター(PhoSIC)
E-mail: coka@phosic.or.jp