3/16 2022年度 液体・非晶質研究会 開催のご案内

2022年度 液体・非晶質研究会 開催案内

日時:2023 年3 月16 日(木) 9:00~15:30

場所:KEK つくば 4 号館3 階輪講室およびZoom によるハイブリッド開催

主催:J-PARC MLF 利用者懇談会 中性子産業利用推進協議会
共催:茨城県中性子利用研究会 総合科学研究機構(CROSS)中性子科学センター

参加費:無料

概要: 液体・非晶質物質の原子レベルでの機能解明においては量子ビームを用いた構造やダイナミクス解析が強力な手段となりますが、近年は複数の量子ビームを組み合わせたマルチプローブによる構造解析が盛んになりつつあります。今回の研究会では、細孔水、電池電解液および高分子ガラスのマルチプローブ解析に加えて、液体・非晶質物質のダイナミクスの詳細解明法、および高圧下における非晶質材料の構造解析について、それぞれの第一線でご活躍されておられる専門家の方々にご講演いただきます
また、本研究会では、毎回、液体・非晶質研究に用いられる中性子分光装置を紹介しておりますが、今回はMLF 装置群から構造とダイナミクスの解析装置として、高強度全散乱装置NOVA および冷中性子ディスクチョッパー型分光器AMATERAS をピックアップし、それぞれの装置の概要と最近の研究成果についてご紹介いただきます。

プログラム
9:00 – 9:05 開会挨拶 研究会主査 吉田亨次(福岡大学)

<J-PARC MLF の装置>
9:05−9:45   高強度全散乱装置NOVAにおける現状と将来                 本田 孝志 (KEK)
9:45−10:25   冷中性子ディスクチョッパー型分光器 AMATERAS の紹介          古府 麻衣子(JAEA)
10:25−10:40  休憩

<研究成果>
10:40−11:20  Solution Structure by X-Ray/ Neutron Scattering and the Applications
                            Yongquan Zhou (Qinghai Institute of Salt Lakes CAS) (リモート)
11:20−12:00  X 線・中性子を用いた蓄電池電解液の構造解析               木村耕治(名工大)
12:00−13:00  休憩
13:00−13:40 QENS と緩和モード分布解析によりダイナミクス詳細解明を目指して
         ―単純分子液体・水圏機能材料・ゴムー                  菊地龍弥(住友ゴム/KEK/JAEA)
13:40−14:20 ミュオンと中性子による高分子ガラス転移近傍でのダイナミクス       金谷利治(京都大)
14:20−15:00 高圧その場中性子・X 線回折実験から探る玄武岩質ガラスの構造
        :回折ピークと酸素の配位構造の圧力依存性                大橋智典(東北大)
15:00−15:05 閉会挨拶とお知らせ                            小室又洋 (CROSS)

<情報交換会> 30 分程度 現地のみ


【参加申込み】
参加を希望される方は、下記の申込フォームから3 月8 日(水)までにお申し込みください。
https://forms.gle/VtWUo8wC3u1VmWGJA
※ZOOM の接続 URL は3月14 日までに E-mail でお知らせします。
ご入力いただいたメールアドレスにお申込み確認のメールが自動的に送信されます。
返信がご確認いただけない場合は、下記の問い合わせ先までメールにてお申込みください。
メール申込み先:中性子産業利用推進協議会 事務局 小室又洋 E-mail: info@j-neutron.com
(1)名前、(2)所属、(3)連絡先(電話番号,E-mail address)をご記入の上、メールにてお申込みください。


<問合せ先> 吉田亨次 福岡大学理学部化学科
TEL: 092-871-6631 Ext:6241 E-mail: kyoshida@fukuoka-u.ac.jp

2023年01月24日